第17 回博学連携フォーラム

詳細はこちらをご覧ください(フォーラムチラシ)

1.全体テーマ 「ミュージアムで対話型の学びをめざして」

2.趣旨

子どもたちの物事を捉える視点や考え方を鍛えていくことが、今求められています。それには、子どもたちがいかに主体的に取り組めるかということが大切な要素となってきます。   

博物館での学びは、この大きな機会ととらえることができます。たとえば、博物館では、教科書や写真でしか見たことのないものを自分のすぐ近くで見ることができるのです。その実物の持つ存在感、大きさ、実体験に、子どもたち一人ひとりが、様々な思いを抱きます。また、教室とは異なる空間、学芸員という人との関わりなど、日常ではない博物館の中だからこそ、目にとまり、気づくこともあるでしょう。その思いや気づきを仲間と交流し対話すること、仲間の発言に耳を傾けることが、新たな気づきにつながり、より深い学びを得ることができるのです。 対話し、深い学びにつながるような問いかけや、資料の提示のタイミングなどを、皆さんと考える場にしたいと考えます。 博物館での学びが、学校での学習と相まって、子どもたちがより興味関心をもち、主体的に学ぶ経験ができることを願っています。

3.主催

みのかも文化の森/美濃加茂市民ミュージアム、岐阜県博物館協会(中濃ブロック)

4.日 時 2023(令和5)年10月20日(金)

5.会 場 美濃加茂市民ミュージアム 緑のホール

(岐阜県美濃加茂市蜂屋町上蜂屋 3299-1)

6.日程 13:30~14:00 受付 14:00~14:10 趣旨説明 14:10~15:50

お話 「対話型鑑賞プログラムの楽しみ方(活用の仕方)をナビゲート!―どこからそう思う?からはじめようー」 講師:鈴木 有紀氏(愛媛県美術館 学芸員) 15:50~16:00 休憩 16:00~16:30 ディスカッション 16:30 終了 *9:30~13:40 美濃加茂市立下米田小学校 4 年生 社会科「きょう土の伝統・文化と先人たち」 の公開授業を行います。自由にご参観ください。(12:00~12:50 昼食休憩)

7.参加料 無料

8.お申し込み 文化の森ホームページからお申し込みください。

9.お問い合わせ

美濃加茂市民ミュージアム 西尾 円/榊間月絵 ( 〒505-0004 岐阜県美濃加茂市蜂屋町上蜂屋3299-1 ) Tel:0574-28-1110/Fax:0574-28-1104 E-mail:bunka@city.minokamo.lg.jp

【鈴木有紀 氏】 愛媛県美術館学芸員。1969年、愛媛県生まれ。県内の自然・科学系博物館、歴史系博物館の勤務を経て、2001年より現職。美術館の教育普及を担当し、館内外で「対話型鑑賞」の普及に努める。 2013年からは県内の小中学校等と連携して教育現場への導入に取り組んでいる。2015年度から 4年間、文化庁の補助事業の一環として愛媛県美術館が県内博物館や小中学校、外部専門家とともに実施した「えひめ「対話型授業」プロジェクト」では、美術にとどまらず幅広い教科での活用・応用を推進。対話型鑑賞のさらなる促進に努めている。著作に『教えない授業――美術館発、「正解のない問い」 に挑む力の育て方』(英治出版、2019 年)などがある。

 (『教えない授業 美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方』より